【第1問|答え・解説】個人情報保護法の目的
行政書士試験・基礎知識|○×問題 解説
答え
×(誤り)
個人情報保護法の目的は、 個人情報の取扱いについて一定のルールを定めることにより、 個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することにあります。
本問の記述は、 「個人情報の有用性に配慮することなく、個人の権利利益の保護のみを目的とする」 としていますが、これは個人情報保護法1条の趣旨に反します。
個人情報保護法は、 個人情報の過度な制限によって社会経済活動が阻害されることを避けるため、 個人情報の有用性と個人の権利利益との適正な調和を重視しています。
- 個人の権利利益の保護:プライバシー侵害等の防止
- 個人情報の有用性:産業活動・行政運営への活用
したがって、 個人情報保護法の目的を権利保護のみに限定する本問の記述は誤りです。
▼ 参考法令
・この法律は、…その他の個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする。(個人情報保護法1条)
▼ 試験対策ポイント
・「個人情報の有用性」と「個人の権利利益」の両立がキーワード
・「~のみを目的とする」「一切配慮しない」などの極端な表現は誤りになりやすい
