【第1問|答え・解説】形式的意味の憲法と実質的意味の憲法
行政書士試験・憲法|○×問題 解説
答え
○(正しい)
形式的意味の憲法とは、「憲法」という名称を持つ成文法形式の規範を指し、 内容がどのようなものであっても「憲法」という形式を備えるかどうかで判断されます。 (例:日本国憲法)
一方で実質的意味の憲法は、国家統治の基本に関する重要な内容を持つ規範を指し、 形式に関わらず「国家のあり方を規律するかどうか」で判断されます。
- 形式的意味の憲法=形式で判断(名称が“憲法”であるか)
- 実質的意味の憲法=内容で判断(国家統治の基本を定めるか)
- 行政書士試験で頻出の基本区別
よって本問は正しい。
▼ 参考
・形式的/実質的意味の憲法の区別は学説上の分類であり、直接の条文規定はない。
・日本国憲法は形式的にも実質的にも憲法に該当する。

