【第3問|答え・解説】国民主権の意味
行政書士試験・憲法|○×問題 解説
答え
×(誤り)
国民主権の「最高決定権」とは、国の政治のあり方について最終的な決定権限を国民が持つことを意味します。
この「最高決定権」は、実際に憲法前文に明確に示されています。
前文1段には、
「ここに主権が国民に存することを宣言し…」
とあり、国民主権が国民の最高決定権であることが読み取れます。
また、憲法1条の「主権の存する日本国民」も最高決定権の根拠となります。
- 統治権(国家権力そのもの)
- 国家の最高独立性
- 国の政治の最高決定権(前文・1条)
よって、本問の「憲法前文には示されていない」という記述は誤りです。
▼ 参考
・日本国民は、…ここに主権が国民に存することを宣言し、…(前文)
・天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。(1条)

