あけましておめでとうございます。2026年の行政書士試験合格を目指す皆さんにとって、勝負の年が始まりました。
仕事始めとなった1月上旬(1日~10日)は、その年の政治・経済の方向性を決める重要なニュースが集中する時期です。特に今年は、通常国会の日程決定や、マイナンバーカード制度の節目など、試験に直結するトピックが目白押しです。
今回は、2026年1月1日から10日の間に報じられたニュースの中から、試験に出る「基礎知識」重要論点5選を解説します。
1.【憲法・政治】通常国会、1月23日召集へ(1/5)
政府・与党は、2026年の通常国会(常会)を1月23日に召集する方針を固めました。
試験対策:国会の召集権者
憲法7条および52条の頻出知識です。「誰が」召集するのかを正確に覚えましょう。
- 形式的宣示:天皇(内閣の助言と承認に基づく国事行為)。
- 実質的決定:内閣。
2.【経済】世銀「世界経済見通し」発表(1/8)
世界銀行は1月8日、最新の経済見通しを発表しました。2026年の世界成長率は2.7%程度と予測され、パンデミック前と比較して低い水準が定着しています。
日本の成長率は1%前後と予測されており、先進国の中でも「低位安定」の状況です。試験対策としては、細かい数値よりも「GDP(国内総生産)」の定義が重要です。
試験対策:GDPの基礎知識
「何が含まれて、何が含まれないか」の区別は経済分野の鉄板問題です。
- 除外:家事労働、ボランティア、株価の上昇益(キャピタルゲイン)。
- 算入:持ち家の帰属家賃(自分で住んでいる家に家賃が発生したと仮定する額)。
3.【国際】G7議長国がフランスへ交代(1/1)
年明けと共に、G7(主要7カ国首脳会議)の議長国がカナダからフランスへ交代しました。
2026年のサミットはフランスで開催されます。国際紛争への対応やAI規制の国際ルール作りが主導される見通しです。
試験対策:G7構成国
G7のメンバーは必ず暗記しましょう。
「日・米・英・仏・独・伊・加」+EU
※中国、インド、ロシアはG7には含まれません(G20には含まれます)。
4.【情報通信】次期マイナカードの仕様議論(1月上旬)
2016年のマイナンバーカード交付開始から10年となる2026年。1月に入り、更新時期の到来と「次期カード」の仕様に関する議論が活発化しています。
試験対策:有効期限のひっかけ
公的個人認証法における「2つの期限」の違いはAランク論点です。
- カード本体:発行から10回目の誕生日まで(未成年は5回目)。
- 電子証明書(ICチップの中身):発行から5回目の誕生日まで。
5.【司法・社会】民事裁判IT化、完全移行へ(1/4)
2026年5月までに予定されている「民事訴訟の完全IT化(mints)」に向け、裁判所等の準備状況が報じられました。
改正民事訴訟法に基づき、弁護士等の代理人はオンラインでの提訴が義務化されます。
試験対策:義務と任意
「誰が」義務付けられるかがポイントです。
- 代理人(弁護士等):オンライン申立てが義務。
- 本人訴訟:オンラインは任意(紙での提出もOK)。
6. 実戦!時事チェックテスト(全5問)
ここまでのニュース内容が頭に入っているか、一問一答形式で確認しましょう。
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正解 ×
解説:通常国会は、両議院の一致の議決等により、会期中に1回まで延長することができます(国会法12条)。なお、臨時国会と特別国会は2回まで延長可能です。
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正解 ○
解説:その通りです。GDPは「市場で取引された」付加価値の合計であるため、市場を経由しない家事労働などは原則として計算に含まれません。
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正解 ×
解説:中国とインドは「G20」のメンバーですが、「G7」には含まれていません。アジアからのG7参加国は日本のみです。
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正解 ○
解説:その通りです。セキュリティ確保のため、電子証明書の有効期間はカード本体よりも短く設定されています。
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正解 ○
解説:記述の通りです。弁護士等の代理人にはオンライン申立てが義務付けられていますが、本人訴訟の場合は紙での申立ても認められています(デジタル格差への配慮)。
まとめ:1月のニュースは「定点観測」
1月上旬のニュースは、その年1年間の試験対策の「基準」となります。
これらの数字や国名は、直前期の模試などでも狙われやすいポイントです。今のうちに記憶しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
通常国会は1回までです。臨時国会と特別国会は2回まで延長可能です。
Q2. GDPに含まれる「帰属家賃」とは?
持ち家に住んでいる人が、自分自身に家賃を払っていると仮定して計算する額のことです。これを含めないと、持ち家が多い国と借家が多い国でGDPの比較ができなくなるため、計上されます。