【第3問|答え・解説】物権と債権
行政書士試験・民法|○×問題 解説
答え
×(誤り)
物権は、物を直接・排他的に支配する権利であり、 すべての第三者に対して主張できる効力(対世効)を有します。
これに対し、債権は、 特定の相手方に対して一定の給付を請求する権利であり、 原則として対人効にとどまります。
- 物権:物に対する直接支配権(対世効)
- 債権:人に対する給付請求権(対人効)
本問は、物権を「特定の相手方に対してのみ主張できる」とし、 債権と同様に対人効しか有しないとしていますが、 これは物権の本質的性質に反するため誤りです。
▼ 試験対策ポイント
・「対世効/対人効」の対比は頻出中の頻出
・物権=物を直接支配、債権=人に請求、で即断できるように

