【第4問|答え・解説】民法総則の役割
行政書士試験・民法|○×問題 解説
答え
×(誤り)
民法総則は、民法全体に共通する基本的事項を定めた部分であり、 主として財産法(物権法・債権法)に適用されます。
具体的には、権利能力・行為能力、法律行為、意思表示、期間の計算、時効など、 物権法や債権法を理解・適用する前提となるルールが総則に規定されています。
そのため、民法総則が家族法にのみ適用されるとする本問の記述は、 民法の体系的理解に反し、誤りです。
- 民法総則:民法全体に共通する基本ルール
- 主な適用分野:物権法・債権法
- 家族法:原則として独自規定が中心
▼ 試験対策ポイント
・「総則=共通ルール」という理解が最重要
・総則は財産法の前提知識として頻出

