【第5問|答え・解説】民法の基本原則
行政書士試験・民法|○×問題 解説
答え
×(誤り)
契約自由の原則とは、 契約を締結するかどうか、誰と契約するか、 どのような内容・方式で契約するかを、 原則として当事者の自由に委ねるという原則です。
しかし、この原則は無制限に認められるものではありません。 民法や関連法令により、一定の制限が設けられています。
- 強行規定:当事者の合意でも排除できない規定
- 公序良俗:社会秩序や善良な風俗に反する契約は無効
- 消費者保護法制:消費者契約法などによる制限
したがって、契約内容を自由に決定できることを理由に、 法律による制限が原則として認められないとする本問の記述は、 契約自由の原則の理解として誤りです。
▼ 試験対策ポイント
・契約自由の原則は「原則」にすぎない
・強行規定・公序良俗・消費者保護はセットで暗記
